当社では20年の研究期間を経て、ついに世界初の四軸®織物『テトラス®』を完成。世界の産業シーンに衝撃を与えました。 従来の織物はタテ糸とヨコ糸の二軸で構成されていましたが、『テトラス®』はこれに斜め方向に糸を2本交差させるという誰も成し得なかった技術。 これにより抜群の寸法安定性と引裂強度を得た夢の織物を実現したのです。
この画期的な織物技術は耐震補強材などの産業資材分野だけにとどまらず、航空宇宙、スポーツ・レジャー、音響、アパレル、護身服、そして自動車産業等の分野にもその可能性を見いだしています。 とくにカーボン繊維・アラミド繊維などのスーパー繊維で作られる四軸®織物はその強靱さから広く各方面で注目を集めています。 今後も当社では“多品種少量生産による高付加価値型”の製品開発をモットーに、優れた製品を市場に提供しつづけます。

アラミド繊維タイプ：帝人の超強力アラミド繊維テクノーラ®を使用した高機能ベルトスリング。超重量物・耐熱等の特殊用途に特化し、従来にはない使いやすさと強度を持ちます。
一般繊維タイプ：優れた素材と確かな技術で、一般玉掛用から、耐化学薬品用、ソフトタイプ、荷締機、特殊仕様品まで、ニーズに応じて幅広くお応えします。全て倉敷の本社工場で生産。短納期・即納、オーダー製作も対応可能です。

明大で生産される広幅織物「ジオテキスタイル」の特徴
広幅織物は、産業資材向け各種特殊織物として独自の技術を駆使しながら開発、生産をしています。 それら商品群のひとつに、 コンクリート施工用布製型枠があります。
この製品を使うことにより、従来の現場打ちコンクリート やプレキャストブロック工法に比べ少人数、短時間で施工ができ、水中施工も可能となります。 また、 緑化事業にも対応できる織物も開発し、自然環境事業にも貢献しています。
このように、当社で生産される広幅織物を使うことにより、今までの作業に比べ、 工期の短縮、経済性にも優れた効果を発揮します。 さらに、施工後には草木が生え、緑化事業にも大きく役立ちます。
世界全体の環境保全が求められる中で自然調和を求め、リサイクル糸の利用も積極的に取り組みながら災害を防ぐ 織物としても社会に貢献しています。

耐震補強用ベルト細幅織物
細幅のベルトを巻き付ける耐震補強工法が、従来の鉄板や炭素繊維に変わる新しい工法として注目を集めています。 環境に優しく、東海道新幹線を始め、学校、店舗、オフィス、住宅、病院など各種の建物、構造物を迅速な施工と安い価格で耐震性を向上させる耐震補強工法の補強材として、当社の細幅織物の技術が生かされています。